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的中した?プレミアリーグ順位予想「答え合わせ」【11~20位】降格予想が当たったのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブレントフォード


【写真:Getty Images】


監督:トーマス・フランク
シーズン前予想順位:19位
最終順位:9位(15勝14分9敗)

 2022/23シーズンのプレミアリーグ年間最優秀監督候補6名にトーマス・フランクの名前がなかったのは少々意外だった。それほど、今季のブレントフォードのパフォーマンスには驚かされた。

 昨季の残留の立役者となったクリスティアン・エリクセンが夏にマンチェスター・ユナイテッドへ去ったことや補強が経験値の浅い若手中心だったこと。また、プレミアリーグ2年目で大苦戦を強いられたチームの例が多いこともあって、今季におけるブレントフォードへの期待感はそれほど大きくなく、シーズン前の予想は19位で2部降格としていた。

 しかし、ビーズ(ブレントフォードの愛称)は1度も降格圏に沈むことがなく、非常に安定したシーズンを過ごすことになった。4-3-3がベースだが、格上相手には5-3-2を採用するなど、フランク監督は対戦相手によってプランAとプランBを柔軟に使い分け。夏にフリーで加入したベン・ミーを中心とした強固な守備から、エースのアイヴァン・トニーを中心としたロングボール攻撃を基本に、多くの対戦相手を困らせた。

 最終的に得点数は昨季より10点もアップし、反対に失点数は56から46まで減少。いわゆるビッグ6と呼ばれる6クラブ全てから勝ち点を奪い、王者マンチェスター・シティ相手に唯一シーズンダブルを果たすなど、下馬評を大きく覆し9位フィニッシュを果たすことになった。リーグ戦9敗はリバプールやマンチェスター・ユナイテッドと同じ数。劣勢な状況でも簡単にはポイントを落とさない粘り強さが光ったシーズンと言えるはずだ。

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