ウェストハム
【写真:Getty Images】
監督:デビッド・モイーズ
シーズン前予想順位:8位
最終順位:14位(11勝7分20敗)
ウェストハムは想像以上に苦しんだ。昨季終盤も欧州コンペティションと並行した戦いに苦戦を強いられていたが、それは1億9400万ユーロ(約271億円)もの大型補強で選手層を厚くした今季も変わらなかった。
ウェストハムにとって想定外だったのがディフェンスリーダーとしての活躍が期待されていたナイフ・アゲルドがシーズン前半戦を棒に振ったこと、マクスウェル・コルネとジャンルカ・スカマッカの両FWがほとんど機能しなかったことだろう。大型補強で獲得した新戦力であまり上積みをすることができなかったことが不振につながっている。
それでもUEFAカンファレンスリーグ(UCL)では決勝まで駒を進めている。決勝でフィオレンティーナに勝利することができれば、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得できるため、まだ失敗のシーズンになったとは言い切れない。
だが、ウカシュ・ファビアンスキやアンヘロ・オグボンナ、アーロン・クレスウェル、ミカエル・アントニオら30歳以上の選手が多く、チームの平均年齢はプレミアリーグで1番高い28歳のため、世代交代が必要になってくるだろう。