マンチェスター・シティ
【写真:Getty Images】
監督:ジョゼップ・グアルディオラ
シーズン前予想順位:1位
最終順位:1位(28勝5分5敗)
やはりマンチェスター・シティは強かった。すべてにおいて、圧倒的だったと言える。
今季は首位に立っていたアーセナルを追う期間も長く、一時は暫定ながら勝ち点8差がつくこともあった。それでも、安定した戦いでミケル・アルテタ監督のチームにプレッシャーをかけ続けると、終盤になってアーセナルが失速。対照的に、王者の景色をよく知るシティは勝ち点を取りこぼすことがなく、最終的には2位に5ポイント差をつけて堂々とプレミアリーグのトロフィーを掲げている。同リーグ3連覇は、史上2クラブ目の快挙となった。
今季の補強の目玉はアーリング・ハーランドで、同選手の加入により昨季以上の爆発力に期待できると予想していたが、怪物はその期待を裏切らなかった。むしろ、想像を遥かに上回り、リーグ戦35試合でなんと36ゴールを奪取。プレミアリーグのシーズン最多得点記録を更新し、同リーグ初挑戦ながら得点王に輝いている。試合の中で多くのプレーに絡んでいるわけではないが、ゴールを奪うという能力に関しては圧倒的だった。
オレクサンドル・ジンチェンコが抜けた左サイドバックではナタン・アケが成長した姿をみせ、ジョン・ストーンズは1つのゲームの中でセンターバックとボランチをこなしてチームに新たなる可能性をもたらした。また、昨季に批判を浴びていたジャック・グリーリッシュが欠かせない存在となり、若いフリアン・アルバレスも奮闘するなど、すでに強いシティがまたさらにアップグレードしたのは恐るべき事実だ。もはやプレミアリーグは、彼らの独壇場になりつつある。
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