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ジョゼ・モウリーニョ監督、準優勝メダルを手放す
UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)決勝、セビージャ対ローマの試合が現地時間5月31日に行われ、ローマが優勝を逃している。試合後、ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、観客席に向かってメダルを投げ入れた。一見すると不満の表れにも見えるが、別の思惑があるかもしれない。イタリアメディア『ローマプレス』が報じている。
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モウリーニョ監督はタミー・アブラハムやパウロ・ディバラ、ロレンツォ・ペッレグリーニなどを先発起用。34分には、ジャンルカ・マンチーニのスルーパスに反応したディバラがゴールを決めて、ローマが先制に成功する。しかし、55分にマンチーニのオウンゴールによってセビージャに同点弾を献上。試合は延長戦に突入しても決着がつかず。そして、PK戦の末に敗れ、ローマは優勝を逃した。
試合後、モウリーニョ監督は表彰式で準優勝メダルを受け取っている。だが、メダルを外すと、ローマのサポーターが陣取るスタンドまで歩み寄り、子供にメダルを渡した。同メディアによると、会見では「素晴らしい試合、素晴らしい決勝戦、激しく厳しく活気に満ちたものだった。でも、レフェリーはスペイン人のようだったね。我々に対するイエローカードが多すぎるし、エリク・ラメラに2枚目のイエローを与えず、最後にPKを蹴らせた」と不満を口にする場面はあったが、メダルを放棄したのは不満とは無関係だという。
モウリーニョ監督は2006年、当時チェルシーを率いてリーグ制覇を成し遂げた時も、同じように優勝メダルを子供にプレゼントしている。過去に何度か同じような振る舞いをしており、もはや恒例となっているようだ。米メディア『CNN』は「子供は予期せぬ贈り物に恵まれることになった」と伝えている。
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