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日本代表 1年前

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状。ゴール量産、ベンチ外続く…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:小田裕太郎

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状(3)セルティック戦に出場した小田裕太郎
【写真:Getty Images】

所属クラブ:ハート・オブ・ミドロシアン(スコットランド)
生年月日:2001年8月12日(21歳)
22/23リーグ戦成績:7試合0得点0アシスト

 ヴィッセル神戸の育成組織で6年間プレーし、トップチームで公式戦通算60試合に出場した小田裕太郎は今年1月にスコットランドのハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)へ完全移籍した。パリ五輪世代の日本代表にコンスタントに呼ばれるほど大岩剛監督の信頼を掴んではいないが、昨年11月の欧州遠征ではU-21ポルトガル代表からゴールを決めている。

 移籍が発表された1週間後に公式戦デビューを果たすも、続く試合では先発しながら45分で交代。リーグ戦は半年で7試合の出場で、先発は2試合に留まった。しかし、上位プレーオフでは5試合すべてに先発し、最終戦となったハイバーニアン戦では強烈な左足のシュートでゴールネットを揺らし、加入後初得点を記録した。

 地元紙『エジンバラ・イブニング・ニュース』によると、「彼はハーツで成功するだろう」とスティーブン・ネイスミス監督は小田を称賛しており、「彼に備わっている選手としての本能とインテリジェンスはとてもいい」とも評していた。海外挑戦1年目は苦戦する選手も多い中、公式戦ラスト6試合すべてに先発して、ゴールでシーズンを締めくくった。来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選への出場権を手にしたハーツで、小田はどのような活躍を見せるのだろうか。

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