9位:古橋亨梧
生年月日:1995年1月20日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
22/23リーグ戦成績:36試合27得点3アシスト
今季の欧州において最もゴールを奪った日本人選手が古橋亨梧だ。リーグ戦だけで27得点、公式戦では30ゴール以上を奪い、リーグ優勝とカップ戦優勝に貢献。リーグ得点王、さらにはスコティッシュ・プロフェッショナル・フットボール・リーグ(SPFL)とプロフェッショナル・フットボーラーズ協会(PFA)の年間最優秀選手賞を受賞と、個人タイトルも総ナメとした。
「攻撃」の数値は欧州クラブ所属の日本人選手として最高の「83」となった。単純に得点力が高いだけでなく、左右両足を遜色なく扱える点も凄みで、今季リーグ戦におけるゴールの内訳も右足が14点、左足が12点となっていた。また、一瞬で相手を置き去りにするスピードに加え、DFとの駆け引きの上手さも兼備するなど、裏抜けの技術は一流。これらは「攻撃」だけでなく、「フィジカル」や「IQ」の数値にも反映されている。
ただ、古橋は良くも悪くも典型的なフィニッシャータイプ。優れた出し手がいれば上記したような高い能力を発揮できるが、そうでない場合は孤立してしまうことが多く、ポストプレーや下がった位置からのパスなどでチャンスを作るプレーはあまり得意ではない。「スキル」の数値が「72」と伸び切らなかったことや、日本代表でなかなか輝けない理由は、そうした点にあるだろう。