レスター・シティ(イングランド)
リーグ順位:18位
今季リーグ成績:9勝7分け22敗
2015/16シーズンの奇跡のプレミアリーグ制覇から7年。レスター・シティは2部降格が決まった。
元サッカー日本代表のFW岡崎慎司らを擁したレスターは、2部からプレミアリーグに昇格した2シーズン目にミラクルを起こした。MFエンゴロ・カンテやFWリヤド・マフレズといった主力は引き抜かれる運命にあったが、それでも的確な補強で反動を抑えることに成功。優勝した翌シーズンは、不慣れなチャンピオンズリーグ出場による負担も重く12位でシーズンを終えたが、2019/20シーズンから2年連続でプレミアリーグ5位フィニッシュ。2021年はFAカップで、2022年はリーグカップでそれぞれ優勝し、クラブとしての格を着々と高めている印象だった。
だが、昨年夏の移籍市場はまずかった。ベテランGKカスパー・シュマイケルが去り、DFウェズレイ・フォファナがチェルシーへ移籍。守備の要だった2人を手放したのにもかかわらず、その代役を連れてこられなかった。結果論だとしても、これが一気にクラブの崩壊につながった感は否めない。
もちろん、降格に至るまでにはその他の要因も絡んでいるが、一度歯車が狂うと立て直しは難しいものだ。