19位:小野伸二(おの・しんじ)
生年月日:1979年9月27日
移籍先:浦和レッズ→フェイエノールト
移籍日:2001年7月1日
移籍金:550万ユーロ(約7.7億円)
浦和レッズ加入1年目の開幕戦に先発出場すると、その11日後には日本代表デビュー。その2か月半後には18歳でワールドカップ出場と、小野伸二は瞬く間に日本サッカー界の希望となった。そして、2001年夏には550万ユーロ(約7.7億円)の移籍金でフェイエノールトへの移籍を果たした。
小野がオランダで信頼を勝ち取るのに時間はかからなかった。巧みなボールタッチと鮮やかなパスでフェイエノールトの攻撃を組み立て、UEFAカップ躍進の立役者となった。ドルトムントとの決勝では、小野のスルーパスから生まれたトマソンのゴールがフェイエノールトの欧州制覇を決定づけた。85分に小野がピッチから退く際、本拠地デ・カイプのサポーターは万雷の拍手で小野を称えていた。
2006年に浦和へ復帰後は、ドイツ、オーストラリアでもプレーし、43歳となった現在も現役を続ける。輝かしいキャリアの中でもフェイエノールトで見せた輝きは見る者を魅了した。