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なぜ三笘薫は最低評価なのか? マンC戦で封じられた中で見せたプレーの幅【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

三笘薫 最新ニュース

プレミアリーグ第32節延期分、ブライトン対マンチェスター・シティが現地時間24日に行われ、1-1の引き分けに終わっている。試合後のレーティングではワーストの評価となった三笘薫だったが、それでもプレー内容は全く悲観する必要のないものだった。その理由とは(文:安洋一郎)


ブライトンがEL出場権を獲得

【写真:Getty Images】

 ブライトンが目標としていたUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場を確定させた。

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 三笘薫を擁するチームは今季のホーム最終戦でプレミアリーグ王者マンチェスター・シティと対戦し、1-1と引き分けた。その結果、アストン・ヴィラとの最終節を前に6位でのフィニッシュが決まっている。

この試合は両チームともにフルメンバーではなく、ターンオーバーを敢行。ブライトンはルイス・ダンクやアレクシス・マクアリスター、エヴァン・ファーガソンらがベンチスタートとなり、マンチェスター・シティはジャック・グリーリッシュやルベン・ディアス、マヌエル・アカンジらをベンチからも外した。

 すでに優勝を確定させているアウェイチームは、ジョゼップ・グアルディオラ監督が色々試したかったことを行った試合だった。リコ・ルイスの偽SBや不動のアンカーであるロドリをCBとして出場させるなど、スペイン人指揮官は勝敗よりも内容を重視した立ち回りを行った。

 そのため来季マンチェスター・シティでプレーするかどうか不透明なアイメリク・ラポルテもベンチ外とするなど、今季後半戦の強みとしていた後ろ4枚が全員CBという最適解を封じてこの試合に臨んだ。

 こうした影響もあってか、ややオープンな展開となり、シュートはブライトンが20本(枠内7本)と13本(枠内4本)のアウェイチームを大きく上回る結果に。最終的なスコアは1-1の引き分けだったが、両チームともにゴールが取り消されるなど、どちらが勝ってもおかしくない展開だった。

 両チームともにターンオーバーを敢行した試合でも先発に名を連ねた三笘薫だったが、データサイト『Sofa Score』でのレーティングは、前節に続きワースト評価に。「6.1」という評価は、この試合に出場した30人の選手で最低の数字だった。

 なぜ日本代表FWの評価は伸び悩んだのだろうか。

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