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最高! 欧州で輝いた日本人ベストイレブン。このままサッカー日本代表のスタメンにしたい11人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

RWG:伊東純也


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年3月9日
所属クラブ:スタッド・ランス(フランス)
22/23リーグ戦成績:33試合6得点5アシスト

 身体能力の高い選手が揃うフランスリーグには、独特の激しさがある。フィジカルよりも技術に秀でる日本人選手が活躍するのは、決して簡単なことではない。しかし、伊東純也にとっては問題なかったようだ。日本最高のスピードスターは、フランス初挑戦ながら非凡な活躍を見せている。

 若き指揮官、ウィリアム・スティル監督の下、伊東は当初2トップの一角で起用され、ハイペースに得点を重ねた。その後、最も得意とする右ウィングが主戦場となってからは得点のペースこそ落ちたものの、自慢のスピードを活かした突破やチャンスメイクという部分で強みを発揮。後半戦だけで4アシストを記録し、1年目ながらリーグ戦で10ゴール以上に直接関与した。

 スタッツにも伊東の凄さは表れている。ビッグチャンスクリエイト数11回、ドリブル成功数55回、キーパス68本はいずれもチームトップの数字であり、キーパス数に関してはリーグのトップ10に名を連ねている(データサイト『Sofa Score』を参照)。クラブ史上最高額とされる移籍金1000万ユーロ(約14億円)に見合うだけのパフォーマンスを示していると言えそうだ。

CF:上田綺世


【写真:Getty Images】

生年月日:1998年8月28日
所属クラブ:セルクル・ブルッヘ(ベルギー)
22/23リーグ戦成績:38試合21得点2アシスト

 昨年夏に鹿島アントラーズからセルクル・ブルッヘに移籍した上田綺世は、慣れない環境においてスタートダッシュに失敗。リーグ開幕9試合でわずか1得点と、苦戦を強いられた。しかし、監督がドミニク・タールハンマーからミロン・ムスリッチに交代してからは、見事な活躍を見せている。

 上田はカタールワールドカップ直前に調子を上げると、その後セカンドトップへのポジション変更も功を奏して爆発し、残留争いの常連だったチームをプレーオフ2に導いた。その上田はプレーオフでも4試合で3ゴールを奪っており、欧州初挑戦ながら20ゴールの大台を突破。現在はウーゴ・カイパース(ヘント/23得点)と激しい得点王争いを繰り広げている。

 プレーオフの3得点はいずれもPKだが、レギュラーシーズンでPKにより奪った得点は18点中わずか2つのみだった。これだけでも十分凄いが、決して強豪ではなく、毎試合のようにゲームを支配できるわけではない(レギュラーシーズンの平均支配率はワースト4位の44.1%)セルクル・ブルッヘにおいてコンスタントに得点を重ねた事実が、その凄さをさらに強調する。

LWG:三笘薫


【写真:Getty Images】

生年月日:1997年5月20日
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
22/23リーグ戦成績:31試合7得点6アシスト

 ブライトンにはモイセス・カイセド、アレクシス・マック・アリスターなど、他クラブから注目を集める選手が多くいる。サッカー日本代表の三笘薫もその中の1人。今季ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタルからブライトンに復帰した同選手は、センセーショナルな活躍を披露している。

 グレアム・ポッター監督の下ではジョーカー起用がほとんどだったが、その後を継いだロベルト・デ・ゼルビ監督の下では左サイドのファーストチョイスに定着した。すると、ハイペースでゴールを重ねるようになり、先月1日に行われたブレントフォード戦で日本人選手の1シーズンにおけるプレミアリーグ最多得点の新記録を樹立。それと同時に、公式戦2桁得点に乗せることになった。

 そのブレントフォード戦以降はゴールから遠ざかってしまったものの、一瞬の加速でぶち抜くドリブルを武器にチャンス自体には絡むことができており、先日にも芸術的なアウトサイドのクロスからエバン・ファーガソンのゴールをお膳立てしていた。ブライトンは今季、クラブ史上初となる欧州カップ戦出場を決めたが、三笘の活躍がなければ達成はできなかっただろう。

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