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Jリーグ 2年前

清水エスパルスは“ブースト”の燃料切れか、7年前の再現か。熱血監督が追求する最適解【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

敗戦に乾貴士ら選手は何を思ったのか



「監督はそう言ってくれましたけど、プレーしているのは選手だし、特に最後の失点はフォーメーションがどうのこうのといった問題ではない。自分たちのミスから2点を与えてしまいましたし、僕自身もイージーなミスが多かった。そういうところを反省して、変えていかないと本当に強いチームにはなれない。連敗してしまいましたが、まだ何も終わったわけでもない。もう一度みんなで見つめ直して、次からはしっかり勝てるように。やり直し、という感じですね」

 神谷との交代でピッチを後にし、敗戦をベンチで見届けた白崎も乾にシンクロするかのように、胸中に抱いていた思いを「個人的には監督の責任だとは思わない」と切り出した。

「例え上手くいかなかったとしても、自分たちがピッチの中で感じながらプレーすることもサッカーでは必要なので。その意味では自分たちがこの結果を招いてしまったと思っているし、僕を含めて、選手一人ひとりが自らに矢印を向けてこの状況を乗り越えていく。まずはそこから始まるし、そうしたパワーが集まればチームとしていい方向に進んでいくと思っています」

 自分たちの立ち位置や必要なプレーを、次なる戦いへの準備を進めながらもう一度考えてみる。秋葉監督の熱さが選手たちの自主性を刺激したとすれば、連敗はある意味で良薬になるだろう。

 ゴールデンウイークから続く過密日程から解放される他の20チームとは異なり、降格組の清水はジュビロ磐田とともに、ミッドウィークのYBCルヴァンカップをはさんで週末のリーグ戦に臨む。清水は24日に湘南ベルマーレ、28日にはツエーゲン金沢とホームでの連戦が組まれている。

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