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ジョゼ・モウリーニョ監督、ユベントスの勝ち点剥奪に反応

　ユベントスは現地時間22日にエンポリ戦を迎えたが、この試合直前に2022/23シーズンのセリエAで勝ち点10を剥奪されることが決定した。この一報を受けて、ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、処分が決定するタイミングが問題だとして不満を呈している。ポルトガルメディア『ア・ボラ』が報じた。

　ユベントスは新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われた時期に、経費削減のために虚偽会計や不正なキャピタルゲインなど、複数の財務違反を行っていた。1度はイタリアサッカー連盟（FIGC）から勝ち点15剥奪の処分が言い渡されたが、その後ユベントスが控訴したことにより、処分が保留されたことで、剥奪された勝ち点が返還されている。

　しかし、セリエAの残り試合が少なくなった状況で、改めてユベントスの処分が決定。試合直前にユベントスから勝ち点10剥奪された上に、エンポリ戦は1-4の敗戦を喫した。ユベントスのドタバタ騒ぎは、上位争いをしている他チームにも大きな影響を与えている。

　モウリーニョ監督は、ユベントスの勝ち点剥奪について「冗談じゃない。我々にとっても、誰にとっても、残り2試合でこの勝ち点剥奪は信じられない。もし、モンツァ戦やボローニャ戦の前に言ってくれていたら、我々のアプローチはきっと違っていただろう。ユベントスが勝ち点15をキープしているとわかっていた以上、私たちの最善の策はUEFAの大会に全力を尽くすことであり、それが私たちが行ったことだ」と語り、処分が決定するタイミングが問題だと不満を呈している。

【了】