2017/18シーズン
DF:レオナルド・ボヌッチ(←ユヴェントス)
移籍金:4200万ユーロ(約58.8億円)
FW:アンドレ・シルバ(←ポルト)
移籍金:3800万ユーロ(約53.2億円)
DF:アンドレア・コンティ(←アタランタ)
移籍金:2400万ユーロ(約33.6億円)
DF:マテオ・ムサッキオ(←ビジャレアル)
移籍金:1800万ユーロ(約25.2億円)
DF:リカルド・ロドリゲス(←ヴォルフスブルク)
移籍金:1500万ユーロ(約21億円)
GK:アントニオ・ドンナルンマ(←アステラス・トリポリス)
移籍金:98万ユーロ(約1.4億円)
MF:ルーカス・ビリア(←ラツィオ)
移籍金:1970万ユーロ(約27.6億円)
MF:ハカン・チャルハノール(←レバークーゼン)
移籍金:2330万ユーロ(約32.6億円)
MF:フランク・ケシエ(←アタランタ)
移籍金:レンタル
FW:ファビオ・ボリーニ(←サンダーランド)
移籍金:レンタル
FW:ニコラ・カリニッチ(←フィオレンティーナ)
移籍金:レンタル
クラブ売却問題が片付いたミランは、前シーズンのセリエAで6位となり、ヨーロッパカップ戦の出場権を手にした。これにより、夏の移籍は活発化。大金を投じてチームを強化した。だが、長期的に見ると、成功は少ない。
この年の目玉は、ユベントスから獲得したレオナルド・ボヌッチ。すぐにキャプテンマークを託して再建の旗頭としようとしたものの、1年でユベントスに帰って行った。こちらは3500万ユーロ(約49億円)でユベントスが買い戻す形のため、財政的な損失はそこまで大きくないが、当時評判だったアンドレア・コンティには投じた2400万ユーロ(約33.6億円)は全く回収できず、手痛い失敗となった。また、大きな期待を込めて獲得した次世代のエース候補アンドレ・シルバもフィットせず。各地へのレンタルを経て、2020年夏に300万ユーロ(約4.2億円)でフランクフルトへ売却している。
一方で、戦力的にアタリだったのは、フランク・ケシエとハカン・チャルハノールだ。どちらもすぐにミランにフィットしたとは言いがたいが、前者は2021/22シーズンのセリエA優勝にも大きく貢献している。どちらもミランとの契約を終えてからクラブを去っているため、ビジネス面では厳しいところだが、チームにとっては価値ある補強だった。