2022/23シーズン
MF:シャルル・デ・ケテラール(←クラブ・ブルージュ)
移籍金:3200万ユーロ(約44.8億円)
FW:ディボック・オリギ(←リバプール)
移籍金:なし
DF:マリック・チャウ(←シャルケ)
移籍金:700万ユーロ(約9.8億円)
DF:セルジーニョ・デスト(←バルセロナ)
移籍金:レンタル
MF:アステル・ブランクス(←ヴォルフスブルク)
移籍金:レンタル
MF:トンマーゾ・ポベガ(←トリノ)
移籍金:レンタルから復帰
MF:ヤシン・アドリ(←ボルドー)
移籍金:レンタルから復帰
ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ今季のミランは、セリエAで苦しんだ。事あるごとに批判の的になっているのが、この補強だ。
セリエAで優勝してチャンピオンズリーグも戦うミランは、昨年夏に選手層を厚くしたはずだった。しかし、上記新戦力がことごとくフィットしていない。
特に3200万ユーロ(約44.8億円)を投じたシャルル・デ・ケテラールには幾度となく非難が集中。将来に向けた投資というには高すぎる移籍金で加入しているだけに、イタリアメディアは容赦してくれない。
リバプールとの契約が満了してミランにきたディボック・オリギは、年齢が気になるオリヴィエ・ジルーのバックアップ、もしくはレギュラーを奪う活躍が期待されたが、控えとしても物足りない状況。こちらは1年での放出も噂されている。
シャルケから獲得したマリック・チャウがシーズン後半から好印象を残していることは好材料だが、今季のミランの不振を補強の失敗と結びつける声は少なくない。
短期的には間違いなく補強失敗のシーズン。ただ、ミランが長期的な視点で獲得したのは間違いない。デ・ケテラールがルーカス・パケタのような路線になるのか、それともラファエル・レオンのような路線になるのか。引き続き、答え合わせに注目したい選手だ。
【了】