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正解は数年後? マンチェスター・ユナイテッド歴代補強答え合わせ。最悪の移籍市場だったのは…

シリーズ:歴代補強答え合わせ text by 編集部 photo by Getty Images

2015/16シーズン


【写真:Getty Images】


GK:セルヒオ・ロメロ(←サンプドリア)
移籍金:フリー

DF:マッテオ・ダルミアン(←トリノ)
移籍金:1800万ユーロ(約25.2億円)

MF:バスティアン・シュバインシュタイガー(←バイエルン・ミュンヘン)
移籍金:900万ユーロ(約12.6億円)

MF:モルガン・シュナイデルラン(←サウサンプトン)
移籍金:3500万ユーロ(約49億円)

FW:アントニー・マルシャル(←モナコ)
移籍金:6000万ユーロ(約84億円)

FW:メンフィス・デバイ(←PSV)
移籍金:3400万ユーロ(約47.6億円)

 前シーズンに続き、2015/16シーズンも大型補強を敢行した。夏の移籍市場だけで、1億5600万ユーロ(約218億円)もの移籍金を市場に投じたが、この中で中・長期的に戦力となったのはセルヒオ・ロメロ、マッテオ・ダルミアン、アントニー・マルシャルのみ。前者2人に関してはあくまでもサブであり、主力級として活躍できたのはマルシャルのみと、大外れの移籍市場となった。

 特に厳しかったのがモルガン・シュナイデルランとメンフィス・デバイだろうか。両者ともに約50億円の移籍金で加入しながらも、わずか1年半で見限られて放出となっている。デパイに関してはプレミアリーグへの適応に苦戦し、在籍2シーズン目の2016/17シーズンはプレミアリーグで20分間の出場時間しか得ることができなかった。加えて、放出時の移籍金も加入時の半分以下と大きく価値を下げての退団となった。

 その中でも先述した通り、マルシャルはムラがあるとはいえ、長期的にチームに貢献することはできている。今季も怪我に泣かされているが、プレミアリーグで2度の二桁ゴールを記録。2019/20シーズンは17ゴールを決めるなど、一時はマーカス・ラッシュフォードとのWエースのような形で最前線に君臨していた。

 そしてセルヒオ・ロメロの存在も忘れてはならない。同シーズンにフリーで加入した同選手は、出場した61試合中39試合でクリーンシートと、セカンドGKとしてはこれ以上ない働きを披露。2016/17シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝ではスタメンとしてゴールマウスを守り、優勝に大きく貢献した。

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