2022/23シーズン
【写真:Getty Images】
GK:マルティン・ドゥブラフカ(←ニューカッスル)
移籍金:230万ユーロ(約3.2億円)※ローン移籍
GK:ジャック・バトランド(←クリスタル・パレス)
←ローン移籍
DF:リサンドロ・マルティネス(←アヤックス)
移籍金:5800万ユーロ(約81.2億円)
DF:タイレル・マラシア(←フェイエノールト)
移籍金:1500万ユーロ(約21億円)
MF:カゼミーロ(←レアル・マドリード)
移籍金:7000万ユーロ(約98億円)
MF:クリスティアン・エリクセン(←ブレントフォード)
移籍金:フリー
MF:マルセル・ザビツァー(←バイエルン・ミュンヘン)
移籍金:ローン移籍
FW:アントニー(←アヤックス)
移籍金:9500万ユーロ(約133億円)
FW:ワウト・ヴェグホルスト(←バーンリー)
移籍金:300万ユーロ(約4.2億円)※ローン移籍
2022/23シーズンの移籍市場で獲得した選手たちは、即戦力としてチームに大幅なプラスをもたらした。特にリサンドロ・マルティネス、カゼミーロ、クリスティアン・エリクセンの3選手の補強はかなり大きく、彼らなくしてはリーグカップ制覇や現在のプレミアリーグの順位はなかっただろう。
また、アントニーやカゼミーロらにお金を多く使ったこともあり、マンチェスター・ユナイテッドでは珍しく多くのローンプレイヤーを抱えることとなったが、冬加入のマルセル・ザビツァーとワウト・ヴェグホルストは怪我人の穴埋めという短期的な解決策としても十分に機能した。
タイレル・マラシアは22歳という有望株としては安価の1500万ユーロ(約21億円)での獲得であり、後半戦は安定感も生まれてきている。先行投資という意味でも良い補強だった。
その一方で、アントニーは移籍金があまりに高額過ぎたゆえに評価が難しい。彼のような若い南米出身の選手は長期的に見守っていく必要があり、まずは言語や環境に適応しなければならない。まだ同選手はインタビューの受け答えがポルトガル語であり、コミュニケーション面が改善されれば、連係が取れるようになって一気にパフォーマンスが上がるというケースもある。23歳のブラジル人ドリブラーを評価するのはまだ早い。
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