マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
その補強が正解だったか、失敗だったかは単年で評価することが難しく、獲得した意図も考慮して中・長期的な目線で見ていく必要がある。今回は毎年のように大型補強を敢行するマンチェスター・ユナイテッドの直近10シーズンの補強を振り返って答え合わせをする(移籍金は『transfermarkt』を参照)。
2013/14シーズン
【写真:Getty Images】
MF:マルアン・フェライニ(←エバートン)
移籍金:3240万ユーロ(約45.4億円)
MF:ファン・マタ(←チェルシー)
移籍金:4470万ユーロ(約62.6億円)
移籍金:4470万ユーロ(約62.6億円)
【マンU参戦のヨーロッパリーグを観るならWOWOW!
加入月は視聴料が無料。TV・PC・アプリで視聴可能】
デイビッド・モイーズ就任1年目だった2013/14シーズンは、夏の移籍市場で同監督のエバートン時代の愛弟子であるマルアン・フェライニを補強した。しかし、このベルギー代表MFは同政権で1ゴールも決めることができず、期待を裏切る形となった。それでもルイ・ファン・ハールとジョゼ・モウリーニョが監督を務めた時代では高さを使いたい場面で起用されるスーパーサブとして機能。19年2月までプレーしている。
冬の移籍市場でチェルシーより加入したファン・マタは、結果的に22年夏まで在籍するなど、長らくマンチェスター・ユナイテッドの主力選手として活躍した。二列目での創造性あふれるプレーはもちろん、優れた人間性で数多くの後輩選手に慕われており、精神的支柱として暗黒期のチームを支えた。
そして両者は2015/16シーズンのFAカップ決勝で輝く。1点ビハインドの81分にフェライニのアシストからマタが同点ゴールを奪い、アレックス・ファーガソン元監督の退任以降、初めてとなるタイトルを獲得に大きく貢献した。両選手ともにキャリアで最も試合に出場したチームがマンチェスター・ユナイテッドとなるなど長期的に戦力となった。