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アルゼンチン代表、背番号10の系譜。戦犯に世界最高の男も。悲願のW杯制覇を成し遂げたのは?

シリーズ:背番号の系譜 text by 編集部 photo by Getty Images

南アフリカワールドカップ


【写真:Getty Images】


背番号10:リオネル・メッシ(バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日(当時22歳)
個人成績:5試合出場/0得点4アシスト

監督:ディエゴ・マラドーナ
戦績:ベスト8

 自身初のワールドカップとなった2006年ドイツ大会は負傷明けで控え選手の1人だったが、4年経って真のワールドクラスへと飛躍し、大会最大の注目選手になっていた。そしてマラドーナ監督と同じ背番号10を着けて、同じトップ下で起用される。

 グループリーグ第2戦の韓国代表戦で2アシストを記録するなど、大会を通して4アシストを記録し、準々決勝進出に大きく貢献した。しかし、全5試合に先発フル出場し、30本ものシュートを放ちながら、ゴールは1つも決められなかった。

 今ではメッシがアルゼンチン代表のキャプテンマークを巻くのは当たり前になったが、初めて腕章を託されたのが、この大会のグループリーグ第3戦・ギリシャ代表戦だった。すでに2連勝で決勝トーナメント進出を決めた段階で、メンバーも落としていたが、母国の英雄マラドーナ監督から手渡されたキャプテンマークはメッシにとって特別なものだったに違いない。

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