9位:パク・イルギュ(朴一圭)
所属クラブ:サガン鳥栖
生年月日:1989年12月22日
今季リーグ戦成績:13試合17得点
パク・イルギュはJFLや関東1部リーグを経験した苦労人で、2018年にFC琉球をJ3優勝に導いてJ1横浜F・マリノスへと移籍する。ここでJ1優勝を経験し、20年秋以降はサガン鳥栖で正GKとして活躍し続けている。
最大の特徴は堅実な足下の技術にあるが、今季はチーム状況の影響もあって芳しくないスタッツを記録している。ロングパス成功率も昨季から大きく落としていることもあり、「スキル」はやや低い数値となった。ただ、「カバーリング」能力が高く、攻守に広くかかわれるパク・イルギュが果たす役割は大きい。
もう1つの武器はセービング能力だ。ペナルティーエリア外からのセーブ率は95%と非常に高く、1試合平均のセーブ数4.4回はリーグ最多。セーブ率77.7%はリーグトップクラスのスタッツで、決定的なピンチを防ぐビッグセーブも多い。パク・イルギュの存在なくして今季の鳥栖はこの順位にいなかっただろう。