1位:上田綺世
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月28日
所属クラブ:セルクル・ブルッヘ(8位)
22/23リーグ戦成績:37試合20得点2アシスト
日本期待のストライカー、上田綺世は昨年夏に鹿島アントラーズからセルクル・ブルッヘに渡り、海外初挑戦を果たした。しかし、当初は大苦戦。リーグ開幕10試合でたったの2得点を挙げるに留まり、一時は先発から外されることもあった。
それでも、FIFAワールドカップカタール2022を目前に控えたタイミングから徐々に調子を上げると、ポジションをCFからセカンドトップに移したことも功を奏して年明け以降に爆発。終盤にCFへポジションを戻しても上田の勢いは止まらず、フィジカルの強さやゴールへの嗅覚、巧みなオフ・ザ・ボールを武器に序盤戦の停滞が嘘かのごとくゴールを重ねていった。そんな上田の活躍もあり、毎シーズンのように残留争いを強いられていたS・ブルッヘはレギュラーシーズンを8位で終え、欧州カップ戦出場をかけたプレーオフ2に進出することになった。
まさに新エースとなった上田は、先日行われたベルギーリーグ・プレーオフ2の第2節、ウェステルロー戦で2ゴールをマークしたことでリーグ戦20ゴールの大台に到達。現在得点ランキング1位には22得点でウーゴ・カイパースが立っており、2位の上田は残り3試合で2点差の逆転を狙っている。仮に得点王の座を奪えなかったとしても、欧州1年目ながらこれだけ得点を量産した上田には大きな称賛を送るべきだろう。
【了】