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ブラジル代表、背番号10の系譜。リバウド、ロナウジーニョ、ネイマール、W杯で輝いたのは?

シリーズ:背番号の系譜 text by 編集部 photo by Getty Images

カタールワールドカップ


【写真:Getty Images】


背番号10:ネイマール(パリ・サンジェルマン)
生年月日:1992年2月5日(当時30歳)
個人成績:3試合出場/2得点1アシスト

監督:チッチ
戦績:ベスト8

 ブラジル代表はロシアワールドカップ(W杯)でベスト8敗退となったが、大会後もチッチ監督が続投。カタールW杯南米予選では17試合14勝3分0敗という圧倒的な強さを見せ、本大会出場を決めた。

 そんな最強チームで10番を背負ったのは、もちろんネイマールだ。負傷の影響によってメンバー入りが危ぶまれた前回大会とは違い、同選手はカタール大会直前の親善試合4試合で4得点2アシストを記録するなど絶好調。最高の状態で日韓大会以来のW杯制覇に臨んだ。

 しかし、グループリーグ第1節のセルビア代表戦で相手から執拗にタックルを受けたネイマールは、80分に足首を負傷。ピッチに座り込んでしまい、途中交代を余儀なくされた同選手はベンチで目に涙を浮かべていた。

 この負傷により、ネイマールはグループリーグ第2節と第3節を欠場したが、ラウンド16の韓国代表戦で復帰。スタメンに名を連ねると、負傷していたのが噓かのように躍動し、1得点1アシストの活躍を見せてチームを勝利に導いた。

 さらに、準々決勝のクロアチア代表戦では、0-0で迎えた延長前半アディショナルタイムに待望の先制ゴールをマーク。エースの得点でブラジル代表が2大会ぶりのベスト4へ進出するかと思われたが、117分に追い付かれてしまい、PK戦の末に敗れてしまった。

 ブラジル代表は2大会連続でベスト8敗退となったものの、カタール大会でのネイマールの復活劇は見事だった。クロアチア代表戦後にピッチで涙を流した同選手は、翌日に自身のインスタグラムで敗戦による悲痛の思いを投稿したが、帰国後に大規模なパーティーを催したことで、またしても批判の的となってしまった。

【了】

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