1位:浦和レッズ
現在の順位:6位
監督:マチェイ・スコルジャ
成績:勝ち点20/得失点差+5
マチェイ・スコルジャ監督を招聘した今季、浦和レッズは得点ゼロの連敗という最悪なスタートを切った。しかし、そこから4連勝を含む7戦無敗と調子を上げて、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝ではアル・ヒラルを下してアジア王者に輝いた。激闘の疲れもあってか直後のリーグ戦では敗れたが、新監督の下でチームは完成度を高めていると言えるだろう。現在の順位は首位と勝ち点9差の6位だが、2試合消化が少ない点を考えると首位に肉薄していると考えていいだろう。
マリウス・ホイブラーテン、アレクサンダー・ショルツの両センターバックは鉄壁で、その後ろに立ちはだかる西川周作の安定感が際立っている。前線では興梠慎三の巧みな技が光り、2列目にはテクニックと献身性を兼ね備えたアタッカーが並ぶ。ダイナミックな伊藤敦樹と司令塔・岩尾憲のダブルボランチも攻守に利いている。
ACL決勝で証明したように、11人の破壊力はJリーグ最強レベルだ。課題を挙げるとすれば、シーズンを戦い抜けるかどうか。ここまでは先発メンバーを固定してきたが、今後は選手層がカギを握る。荻原拓也、安居海渡らがスタメン争いに食い込み、ホセ・カンテら外国籍選手も期待通りの働きを見せれば、アジアとの2冠に近づくことができる。
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