2位:横浜F・マリノス
現在の順位:2位
監督:ケヴィン・マスカット
成績:勝ち点24/得失点差+11
チームの核だった昨季リーグMVP岩田智輝や、貴重な戦力だった仲川輝人、レオ・セアラが抜けた今季の横浜F・マリノスは、昨季のように圧倒できる試合が減っている。しかし、苦しい時間帯をうまく絶え凌ぎ、流れを手繰り寄せて後半に勝負を決めるなど、試合巧者ぶりが印象に残る。
小池龍太が長期離脱で、手薄だったサイドバックも徐々に人が戻りつつあり、山根陸もサイドバックとして計算できるようになった。結果的に辞退したものの、日本代表にも選出されるまでに成長した角田涼太朗が右足の骨折により長期離脱となったのは痛手だが、控えメンバーが起用されても戦力が大きく落ちることはないのがマリノスの強さを支えている。
勝負は夏場以降となるだろう。過去2年間、夏場にゴールを量産したレオ・セアラが不在の攻撃陣は破壊力を維持できるか。角田は夏場の復帰が予想されるが、小池龍太不在の最終ラインはシーズン終盤に組み込まれるAFCチャンピオンズリーグとリーグ戦を両立できるか。夏の補強も含め、戦力の維持が優勝争いの命運を握ることになる。