3位:ヴィッセル神戸
現在の順位:1位
監督:吉田孝行
成績:勝ち点29/得失点差+20
首位を走るヴィッセル神戸がランキングの3位にいることに気を悪くしないでいただきたい。前線からの統率された守備、奪ってから素早くフィニッシュまでつなげる攻撃、要所で身体を張り、90分ハードワークを続ける献身性。ここまでの戦いぶりは首位チームに相応しいクオリティだ。
大迫勇也は9得点、ウイングの武藤嘉紀は4得点5アシストを記録し、山口蛍や酒井高徳ら経験豊富な選手たちがチームを牽引している。齊藤未月、汰木康也、初瀬亮らも頼もしい活躍を見せており、非常に完成度の高いサッカーを見せている。
懸念材料があるとすれば選手層だろう。ベテラン勢を休ませているYBCルヴァンカップでは1勝3敗と負けが先行しており、リーグ戦とは完成度に開きがある。昨季はベテラン勢の不調や不在が前半戦の低迷の一因となっただけに、主力の離脱が続くようなことがあれば一気に戦力ダウンする危険も否定できないのが現状だ。ただ、新たな選手の台頭があれば、優勝に大きく近づくとも言い換えることができる。