7位:塩谷司
所属クラブ:サンフレッチェ広島
生年月日:1988年12月5日
今季リーグ戦成績:11試合2得点0アシスト
サンフレッチェ広島は、現日本代表監督の森保一が率いた2012年から2017年までの間に3度のJ1制覇を成し遂げている。その黄金期を主力の1人として支えたのが塩谷司である。2017シーズン途中にはUAEのアル・アインに活躍の場を移したが、ここで活躍したのち、2021年に広島に復帰。現在に至るまで主力としてプレーするなど、サポーターに愛されている存在である。
塩谷の身長は182cmとセンターバックとして特別大柄ではないが、対人戦で不安になることはほとんどない。体の寄せ方やパワーの使い方がうまく、それを証拠に今季リーグ戦ではチーム2位のデュエル勝利数30回を誇るが、カードは提示されておらず、ファウル数も9回とかなり少ない。「IQ」の高さが、トップレベルでもクリーンなディフェンスを継続できている理由と言えるだろう。
また、塩谷が他のCBよりも優れているのが得点力だ。今季もリーグ戦ですでに2ゴールをゲット。とくにミドルシュートの破壊力や精度は攻撃的な選手顔負けのレベルにあり、第5節の柏レイソル戦では相手に当たっていたとはいえ、素晴らしいフィニッシュを叩き込んでいた。そのため、「攻撃力」はCBとして2番目に高い「62」を記録。得点が期待できるCBとして、唯一無二の存在である。