9位:畠中槙之輔
所属クラブ:横浜F・マリノス
生年月日:1995年8月25日
今季リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト
2018年に横浜F・マリノスに加入し、日本代表に名を連ねるまでに成長した畠中槙之輔だが、近年は苦しんでいた。2021シーズンは大怪我に泣かされ、復帰した昨季はなかなか調子が上がらず、ベンチを温めることも多かった。しかし、今季は復活を印象付けている。ここまでリーグ戦全試合でフル出場を果たしており、最終ラインのリーダーとして頼もしい姿を披露しているところだ。
現代のセンターバックには高い足元の技術が求められるが、畠中はその点に関してJリーグトップクラスのものを備えている。DFとは思えない広い視野も相まって、効果的かつ正確な縦パスやロングフィードをバシバシと繰り出せる選手であり、後方から攻撃のリズムを作り出すことが珍しくない。マリノスが高い攻撃力を維持する上で、この男の「スキル」は不可欠なものとなっている。
これまでは対人守備にやや不安があったが、今はかなり安定しており、ここまでリーグ3位タイのクリア数64回を誇るなどボールを跳ね返し続けている。単純なパワーに頼らず、しっかりとした準備や予測ができていることも、最終ラインの壁になっている理由の1つだろう。それが、並み居るCBの中でもトップクラスの「69」という「IQ」の数値にも表れている。