「今までと違った利点はある」
まだシーズンが始まったばかりで、順位表にはあまりこだわらないという立田だが、レイソルが一刻も早く試合に勝つ感覚を再認識することの重要性も強調している。
「『勝たないと順位を落としてしまう』とかまだそういうレベルではないと思う。いつまでもこのようなことを言い続けるわけにはいかないことは分かっているけど、1試合1試合大事に戦って、勝つしかない」
「今日のように失点しても最低限引き分けを掴む、引き分けの試合を勝ちに持っていく。それが重要だと思います。一概にどことやるからというのではなく、1試合1試合に自分たちの全力をぶつけて、勝てるように戦うことが一番いいと思う」
「サポーターが欲しいものは勝利だと思うので、それに応えられるように自分たちはやるだけ。残留が目標ではないので、もっと上に行かないといけないと思う」。
京都戦で勝ち点1を獲得した後、レイソルのファンは大きなブーイングを浴びせ、不快感をあらわにした。古賀は、そんな状況を一刻も早く変えようと決意している。
「笑顔でゴール裏へ行くのがベスト」と彼は言う。「今日のような試合を続けたくないと思いますし、勝たないといけない」
「プレッシャーを感じるわけではないですけど、(それが原因で)いい意味での緊張感もある。サポーターの期待を感じてますし、それを裏切ることはできない」
今シーズンのJ2降格は1チームのみということで、「本来なら降格圏内だが、今年は違う」とも言う。
「あまりネガティブにはなりすぎないという面はある。下を気にしなくていいほど上にいるわけではないし、上を目指さなければいけないですが、今までと違った利点はあるのかな。あまりナーバスになりすぎないのもいい点」
しかし、もし土曜日の横浜FC戦で勝ち点3を獲得できなければ、レイソルは焦り始めるかもしれない。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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