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【写真:Getty Images】
現所属:トレント・アレクサンダー=アーノルド、カルバン・ラムジー、アンドリュー・ロバートソン、コスタス・ツィミカス
リバプールの両SBは依然としてトレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンが不動のレギュラーを務めている。前者は対人守備という明確な弱点がより顕在化してしまったことで、今季前半戦は批判を浴びることも多かった。しかし、直近は偽サイドバックの役割を任されたことで本来の攻撃面での持ち味が発揮されており、第30節からは5試合連続アシストを達成。シーズン最終盤にリバプールが息を吹き返した要因となっている。
ロバートソンは以前と比較するとパフォーマンスが落ちているが、それでも8アシストと結果を残している。この両SBが来季以降もスタメン出場することは確実だろう。
今季のコスタス・ツィミカスはコミュニティー・シールドとプレミアリーグ第1節以外の全試合でメンバー入りをしており、ロバートソンの控えとしてこれ以上ない働きをみせている。リバプールとしては来季も彼をチームに留めておきたいと考えているだろうが、本人が出場機会を望むのであれば、移籍の可能性もゼロではないだろう。
今季よりリバプールに加入した19歳の右SBカルバン・ラムジーは、怪我の影響もあってプレミアリーグでの出場はゼロに終わりそうだ。来季はローン移籍での放出も考えられるだろう。
今季は怪我がちなラムジーの代わりにジョー・ゴメスがアレクサンダー=アーノルドの控えを務めてきた。同選手は右SBと左SBでもプレー可能なため、緊急時のオプションとして有効だ。残留の可能性が高いだろうが、仮にゴメスがリバプールを退団した場合は、CBとSBでもプレー可能な選手を獲得する必要が生じるだろう。
アレクサンダー=アーノルドとロバートソンという絶対的な両選手がいるため、SBの新戦力候補はあまりメディアでは報じられていない。控えも含めて、来季もあまり顔ぶれが変わりそうにない。