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【写真:Getty Images】
現所属:ダニエル・カルバハル、ルーカス・バスケス、アルバロ・オドリオソラ、フェルラン・メンディ
右サイドバックは相変わらずダニエル・カルバハルがファーストチョイスだが、やや年齢による衰えを隠しきれていない印象は否めない。また、負傷離脱が多く、シーズンフル稼働を期待できない点も悩みだ。2番手のルーカス・バスケスは献身性こそ光るが、守備力には難あり。アルバロ・オドリオソラは単純に戦力として厳しく、クラブからすると今夏に売却したいと考えているだろう。そのため、右SBは今夏になんとしても補強したいポジションだ。
そんな右SBの新戦力候補にはビジャレアルのファン・フォイスやトッテナムのペドロ・ポロの名前が出ている。一方で『フットボール・エスパーニャ』は、移籍金をなるべく抑えるならばジローナに所属する20歳のアルナウ・マルティネスや、マドリーのカンテラ(下部組織)出身で現在はバジャドリーに所属する18歳のイバン・フレスネダの獲得が得策だろうとしている。
左SBはすでに新戦力を確保していると言っていいだろう。マドリーのカンテラ出身で、現在はラージョ・バジェカーノで非凡なパフォーマンスを披露しているフラン・ガルシアだ。今年の冬にラージョのマルティン・プレサ会長は「フラン・ガルシアは今季終了後にマドリーへと移籍する」と認めている。何も問題なければ、23歳のレフティーは再びマドリーのユニフォームを着ることになる。
一方で現所属のフェルラン・メンディは稼働率が著しく低いこともあり、今夏にも売却される可能性がある。そうなった場合、F・ガルシアが基本的には左SBの1番手となるだろう。しかし、中堅・下位チーム相手にはある程度計算できるとしても、強豪相手には未知数。ダビド・アラバやエドゥアルド・カマヴィンガが左SBに回ってサポートするケースに関しては今季から継続するかもしれない。