3位:エリアキム・マンガラ
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年2月13日
移籍金:4500万ユーロ(約63億円)
在籍期間:2014年8月~2019年8月
リーグ戦成績:57試合0得点2アシスト
エリアキム・マンガラはポルト加入2季目の2012/13シーズンよりレギュラーに定着すると、同クラブのリーグ3連覇に大きく貢献。シーズンオフにはフランス代表デビューを果たすなど、フランス期待のCBとして評価を高めて14年夏にマンチェスター・シティへと引き抜かれた。ポルトへと支払われた4500万ユーロ(約63億円)は、DFではリオ・ファーディナンドに次ぐ英国史上2番目(当時)に高額な移籍金だった。
期待の高さもあって開幕直後の5節よりスタメンに名を連ねたが、不用意なPK献上やOG、2枚のイエローカードを貰っての退場などパフォーマンスは決して高いとは言えなかった。メディアからの批判もあった中で当時のマヌエル・ペジェグリーニ監督はマンガラを起用し続けたが、16年夏にジョゼップ・グアルディオラがマンチェスター・シティの監督に就任すると構想外に。同年夏にバレンシアへとローン移籍で放出された。
翌シーズンはヴァンサン・コンパニ、ジョン・ストーンズ、ニコラス・オタメンディに次ぐ4番手CBとして残留して数試合に出場も指揮官からの評価は変わらず。エバートンへのローン移籍でも結果を残せず、契約満了に伴い19年夏にフリーでバレンシアへと去った。その高額な移籍金に見合った活躍ができなかった上にフリーでの退団と、マンガラ獲得はマンチェスター・シティにほとんどメリットのない最悪の補強だった。