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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1位。53億円が水の泡…。2年目で構想外、役に立たなかったMF

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたチェルシーだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を支払って獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照


1位:ダニー・ドリンクウォーター


【写真:Getty Images】

生年月日:1990年3月5日
移籍金:3790万ユーロ(約53億円)
在籍期間:2017年8月~2019年8月
リーグ戦成績:12試合1得点0アシスト


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 ダニー・ドリンクウォーター。このいかにも覚えやすい名前が世界に響き渡ったのは、レスター在籍時のことだろう。2013/14シーズンに中盤の要として同クラブをプレミアリーグ昇格に導くと、2015/16シーズンにはジェイミー・ヴァーディー、岡崎慎司、エンゴロ・カンテ、リヤド・マフレズらと共に奇跡のプレミアリーグ初優勝に貢献した。

 そうしたレスターでの活躍が評価され、2017年に5年契約の完全移籍でチェルシーに渡っている。しかし、これが地獄の始まりだった。ふくらはぎの怪我で出遅れた影響もあって当時のアントニオ・コンテ監督から重用されず、1年目の公式戦出場はわずか22試合に。翌シーズンやって来たマウリツィオ・サッリ監督にはさらに冷遇され、公式戦出場はわずか1試合に留まっていた。

 2019/20シーズンはバーンリー、アストン・ビラにそれぞれレンタル移籍するも、両チームでトラブルを起こすなど全く役に立たず。2020/21シーズン前半戦は移籍先が見つからなかったためチェルシーに残留するも、フランク・ランパード監督の構想に入らず、背番号も新加入チアゴ・シウバに奪われてしまったことで、U-23チームが“居場所”となっていた。

 そのドリンクウォーターは、2021/22シーズンをもってチェルシーを退団することが決まった。3790万ユーロ(約53億円)の移籍金で加入し、実質2年間の在籍で公式戦出場はたったの23試合。まさに最低最悪の結果と言わざるを得ない。


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【了】

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