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久保建英 2年前

久保建英が「僕にはできない」と言うシルバのプレー。レアル戦で見せた最高の輝き【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第33節、レアル・ソシエダ対レアル・マドリードの上位対決が現地時間2日に行われ、2-0でホームチームが勝利した。サッカー日本代表MF久保建英は先発出場。後半開始早々に先制ゴールを決めるなど、勝利に大きく貢献した。そんな久保が舌を巻いたチームメイトとは?(文:小澤祐作)


ソシエダはホームで今季最高の勝利


【写真:Getty Images】

 今季最高のゲームと言っていいだろう。レアル・ソシエダは、強敵レアル・マドリードに2-0と完封勝利。また一歩、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に近づいている。

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 大歓声に包まれたレアレ・アレーナでこれほど完璧な勝利を収められた大きな理由は、守備強度の高さにあると言っていいはずだ。マドリーがカリム・ベンゼマやヴィニシウス・ジュニオール、ルカ・モドリッチら複数の主力選手を欠いていたことを差し引いても、ホームチームの連動性は素晴らしかった。

 4-3-3を採用したソシエダは立ち上がり、インサイドハーフのダビド・シルバを前に出した4-4-2の形でハイプレスを仕掛けている。「今日は行くぞ!」という意思がこれでもかと伝わってくるほど、そのテンションは高かった。

 しかし、マドリーはさすがだった。ソシエダの陣形上、ぽっかりと空くアンカーのオーレリアン・チュアメニをうまく使いながら攻撃を組み立てたのである。6分にはそのチュアメニに強烈なシュートを浴び、GKアレックス・レミロが脅かされた。

 これを受けソシエダは、途中から守備陣形を4-2-3-1に変更している。シルバがチュアメニを監視し、アレクサンダー・セルロートが相手センターバックの一角を監視。もう一角の相手CBには、ソシエダの両ウィングが背中で相手サイドバックを消しながらプレッシャーをかけた。

 この形が功を奏したのが、後半立ち上がりのことだ。

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