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プレミアリーグ第34節、アーセナル対チェルシーが現地時間2日に行われ、ホームチームが3-1の快勝を収めた。試合終了後にアーセナルのミケル・アルテタ監督は「チームはベストの状態に戻っている」と語ったが、まだそう言い切るには早いだろう。この試合でもいくつか怪しい点が見られた。(文:安洋一郎)
チェルシー相手にシーズンダブルを達成したアーセナル
【写真:Getty Images】
優勝争いをしているアーセナルと、降格圏まで9ポイント差に迫るチェルシー。“ビッグロンドン・ダービー”は完全に明暗が分かれている今季の両チームを象徴するような試合展開となった。ちなみにこの試合の終了後、両チームの勝ち点は前者が「78」、後者が「39」となり、暫定ながらダブルスコアがついている。
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優勝争いをしているとは言いつつも、アーセナルは直近の4試合で勝ちなしと絶不調。前節マンチェスター・シティ戦では実力差を見せつけられた。残り試合数の兼ね合いもあって自力でのプレミアリーグ優勝が消滅したこのタイミングで、ミケル・アルテタ監督は前節までのスタメンから3選手を入れ替える決断を下した。
その中で特に注目が集まったのが右CBのロブ・ホールディングに代わってスタメンに抜擢されたヤクブ・キヴィオルだ。ガブリエウ・マガリャンイスと同じ左利きのCBだが、今節は両者を並べて起用した。
こうした新しい試みを行った中でもホームチームは、フランク・ランパード暫定体制で全敗のチェルシーを圧倒する。4試合で勝利のなかったチームは前半だけで3ゴールを奪い、3-1という完勝を収めた。
これには指揮官もクラブ公式サイト(www.arsenal.com)にて、「試合開始直後から最高のスタートを切った。チームはベストの状態に戻っている。観客と一体となって見事なゴールを決め、試合をコントロールした。勝利に十分値するものだった」と満足気に試合を振り返った。
だが、この“ベストの状態に戻っている”という発言には引っかかる。