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記憶から消したい…。チェルシー、最悪の補強ランキング1~5位。世界的FWに薬物使用の男も

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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これまでに数多くの有望な選手を獲得してきたチェルシーだが、そのすべてが成功しているわけではない。高額な移籍金を支払って獲得したものの、満足に活躍できないままチームを去ったものもいる。その中でも、期待と結果が最もかけ離れた選手は誰だったのか。期待に応えることのできなかった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照


5位:アドリアン・ムトゥ


【写真:Getty Images】

生年月日:1979年1月8日
移籍金:1900万ユーロ(約27億円)
在籍期間:2003年8月~2004年10月
リーグ戦成績:27試合6得点6アシスト


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 チェルシーがロマン・アブラモビッチに買収された2003年の夏、エラス・ヴェローナとパルマでリーグ戦2桁得点を挙げていたアドリアン・ムトゥは、1900万ユーロ(約23億円)の移籍金でチェルシーに加入した。

 加入初年度、ムトゥはクラウディオ・ラニエリ監督の下でプレミアリーグデビューから3試合連続ゴールを決め、鮮烈なインパクトを残した。しかし、ルーマニア人FWの活躍は1シーズン限りとなっている。翌シーズンにジョゼ・モウリーニョ監督が就任すると、監督との関係をこじらせ、ムトゥは戦力外扱いになってしまった。さらに2004年10月にはドーピング検査でコカインの陽性反応が出てしまい、7ヵ月間の出場停止処分を受けることに。本人は薬物使用を認め、チェルシーから契約を解除された。

 当時としては高額な移籍金で加入し、華々しいデビューを飾っただけに、チェルシーとの別れ方はあまりにも悲惨なものだった。1年余りでクラブから姿を消した彼に、サポーターは大きな失望を抱いたことだろう。その後ユベントスやフィオレンティーナなどでプレーしたムトゥは、37歳で現役を引退している。

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