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日本代表 2年前

ガラス…。怪我に泣く現役日本人選手5人。冨安健洋や日本中が期待したスピードスターも

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:冨安健洋(アーセナル)


【写真:Getty Images】


生年月日:1998年11月5日
日本代表:33試合1得点2アシスト

 日本代表の守備の柱となる冨安健洋は、近年怪我に悩まされるシーズンを過ごしている。

 冨安はアビスパ福岡の下部組織で育ち、2018年にベルギーのシント=トロイデンに加入。その1年後にはイタリアのボローニャと契約し、2021年にアーセナルへ飛躍を果たした。見事なステップアップを続けているところだが、ボローニャ時代から怪我でブレーキがかかることはたびたびあった。

 特に今季はそのブレーキが大事なところでかかってしまった。ワールドカップ直前の11月3日、アーセナルでヨーロッパリーグに出場した際にハムストリングを痛めた冨安は、万全ではない状態でカタールへ。フル出場できたのは決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦だけと、本人にとっては不完全燃焼の大会になってしまった。

 守備の複数ポジションをこなせる冨安は、アーセナルでレギュラーポジションを失っても重要な存在だった。だが、3月末にひざの手術を受けたため離脱。今季中の復帰は諦め、来季に向けて準備をすることになっている。カタールワールドカップでさらに世界的な選手になっていても不思議ではなかった冨安。今季の怪我が今後のキャリアに大きな影響を与えないことを願うばかりだ。

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