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なぜブライトンは大勝できたのか? 三笘薫らを休ませた指揮官の思惑と敵将の誤算【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第34節、ブライトン対ウォルバーハンプトンが現地時間29日に行われ、ホームチームが6-0の快勝を収めた。なぜ、ブライトンは三笘薫ら主力選手をベンチスタートさせるサプライズがあった中で、今季最多の6ゴールを決めて勝利することができたのだろうか。(文:安洋一郎)


三笘薫がベンチスタートでも大勝したブライトン


【写真:Getty Images】

 ウォルバーハンプトン(以下ウルブス)戦に臨むブライトンのスタメンを見て驚いた人も多かったのではないだろうか。

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 ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は、不動のスタメンである三笘薫、モイセス・カイセド、アレクシス・マクアリスターの3選手を過密日程のためベンチスタートとし、ターンオーバーすることを決断したのだ。

 これだけのメンバーをピッチに欠いたにも関わらずシーガールズ(ブライトンの愛称)は開始直後からウルブスを圧倒した。前半だけで4-0とし、後半にも2点を追加。ターンオーバーした中で6-0の快勝を収めた。

これまでプレミアリーグでノーゴールに終わっていたデニス・ウンダフにもリーグ戦初ゴールが生まれ、あまり出場機会のなかったビリー・ギルモアも好プレーを披露した。主力を休めることができた上に、これまであまり存在感のなかった控え選手が大活躍という、ブライトンにとって“最高の90分間”となった。

 試合後にデ・ゼルビ監督は「これほど多くの試合をこなすことには慣れていない。だからマクアリスター、三笘、カイセドの回復のために1試合を与えるのは良いことだと思う」と、ターンオーバーに満足気な様子だった。

 なぜブライトンは主力をスタメンから外したのにも関わらず快勝を収めることができたのだろうか。

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