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浦和レッズを救う興梠慎三のゴール

　AFCチャンピオンズリーグ（ACL）決勝1stレグ、アル・ヒラル対浦和レッズが現地時間29日に行われ、1-1の引き分けに終わった。浦和にとって完全アウェイのキング・ファハド国際スタジアムで行われた一戦で、36歳の興梠慎三は数少ない決定機を活かして得点を奪っている。

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　浦和が守勢に回る時間が長かったこともあり、前半は興梠にチャンスが生まれる場面はさほど多くなかった。さらに、13分という早い時間に失点を喫して苦しい展開に。それでも、後半立ち上がりに積極的な姿勢を見せた浦和が、53分に同点に追いついた。

　空中戦の競り合いのセカンドボールを小泉佳穂が触り、岩尾憲から大久保智明に縦パスが通る。大久保から興梠へのスルーパスは通らなかったが、相手DFのクリアがゴールポストに直撃。跳ね返ったボールに詰めた興梠が倒れ込みながら左足でボールを振り抜き、ゴールネットを揺らした。

　アル・ヒラルに生まれた一瞬の隙を浦和は見逃さなかった。中盤の献身的で連動したプレッシングと、ゴール前に詰めていた興梠の執念が得点につながった。この得点で追いついた浦和はアウェイで引き分け、ホーム埼玉スタジアムで行われる2ndレグに希望を繋いでいる。