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リバプール加入へ? 大型の逸材、ケフレン・テュラムとは何者か【プレースタイル分析コラム】

シリーズ:プレースタイル分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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リバプールが中盤に期待の新戦力を獲得するかもしれない。それが、フランス1部のニースに所属しているケフレン・テュラムだ。今年3月にA代表デビューを飾ったばかりのフランスの逸材は、どのような選手なのだろうか。プレースタイルや有力視される移籍先での起用法などを徹底分析する。


ケフレン・テュラムとは何者?


【写真:Getty Images】

 ケフレン・テュラムは、ASモナコやユベントスなどで活躍したリリアン・テュラムの息子であり、ドイツ1部クラブで板倉滉と同僚であるマルクス・テュラムを兄に持つ、フランスの至宝だ。ピラミッドでも有名な古代エジプトのカフラー王に因む名前を持つケフレン・テュラムは、2016年から父親も在籍していたモナコのユースチームに加入。2019/20シーズンには現所属のニースにフリーで移籍することとなった。

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 この19年夏の時点でテュラムはすでに大きな期待を集めていた。クラブの公式Twitterによると当時クラブで指揮官を務めていたパトリック・ヴィエラ氏は「彼が私たちと一緒にいることは非常に良いこと」というコメントを残している。

 実績の面においてはどうだろうか。

 テュラムは加入初年度の19/20シーズンではリーグ戦で14試合の出場にとどまったものの、2020/21シーズン以降はレギュラーに定着すると、今季もここまで32試合に出場している。加入した年にテクニカルディレクターを務めていたジル・グリマンディ氏がフランスの逸材を「優れた資質を持つ努力家」と語ったように、テュラムはニースで存在感を存分に発揮しているようだ。

 そんなレジェンドの息子は、活躍の場をイングランドの地に移そうとしている。英メディア『ミラー』によると、この22歳のMFはリバプールのユルゲン・クロップ監督やスカウト陣から興味を持たれているという。

 テュラム本人も英メディア『テレグラフ』のインタビューに対して「最高の自分になりたい」と自身の目標を語っている。また「それがトップクラブでプレーすることであれば、それを実現したい」とコメントを残すなど、ビッグクラブへの移籍願望をのぞかせているようだ。

 リバプールも中盤の補強を必要としているため、フランスの逸材がイングランドの名門に移籍する可能性は高いかもしれない。

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