サッカー最新ニュース
若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消した5人のドイツ人選手を紹介する。
MF:マルコ・マリン
【写真:Getty Images】
MF:マルコ・マリン
生年月日:1989年3月13日
主な在籍クラブ:ボルシアMG、ブレーメン、チェルシー、セビージャ
現所属クラブ:現役引退
【今シーズンの欧州サッカーは「DAZN for docomo」で!
いつでもどこでも簡単視聴】
アイントラハト・フランクフルトの下部組織で育ったマルコ・マリンは、2005年夏にボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)の下部組織に移籍し、18歳でトップチームデビューを果たした。デビューを飾った06/07シーズンにチームが2部に降格したが、マリンは翌シーズンに2部で2桁アシストを記録。チームを1部復帰へと導くと、08/09シーズンに1部でも2桁アシストをマークする活躍を見せた同選手は、アジリティと鋭いドリブルを武器とするプレースタイルからドイツのメッシと呼ばれた。
マリンはボルシアMGを1部昇格に導いた2008年5月に19歳の若さでドイツ代表デビューを果たし、同年8月に行われたベルギー代表との親善試合で初ゴールをマーク。その後、20歳でブレーメンに移籍すると、メスト・エジルとともに攻撃陣の軸となっている。
その後、2012年7月に800万ユーロ(約11.2億円)と報じられた移籍金でチェルシーへ移籍した。しかし、ブレーメン在籍時の11/12シーズン終盤に負った怪我の影響で出遅れたこともあり、加入1年目は公式戦16試合しか出場することができず。翌夏にセビージャへレンタル移籍で出されることになってしまった。
これ以降、マリンはフィオレンティーナ、アンデルレヒト、トラブゾンスポルとレンタル移籍を繰り返す日々。チェルシーでは加入1年目の12/13シーズンしかプレーできず、契約期間が残り1年となった2016年夏にギリシャのオリンピアコスに完全移籍した。その後は、セルビア、サウジアラビアでもプレー。2021年9月にはハンガリーのフィレンツェバーロシュに加入したが、21/22シーズン終了後に現役引退を決断している。
【関連記事】
天国から地獄へ…。ドイツの消えた逸材 全選手紹介
天国から地獄へ…。ドイツの消えた逸材(4)
天国から地獄へ…。ドイツの消えた逸材(5)
【了】