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“降参”に近いアーセナルの大敗。なぜ大差? 完璧だったマンCのプランとは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第33節、マンチェスター・シティ対アーセナルが現地時間26日に行われ、ホームチームが4-1の快勝を収めた。首位と2位の対決という今季のプレミアリーグ“天王山”とも言える試合とは思えないほど、両チームの完成度には差があった。なぜ、これだけ一方な試合となったのだろうか。(文:安洋一郎)


マンチェスター・シティが“天王山”に勝利

【写真:Getty Images】

 「より良いチームがゲームに勝った。彼らはおそらく、特に前半は最高の状態にあり、我々は自分たちのレベルには程遠いものだった」

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 試合後のアーセナルのミケル・アルテタ監督の分析通り、対戦相手との完成度の差は明白だった。結果はマンチェスター・シティの4-1の大勝だったが、内容的にはもっと差がついてもおかしくなかった。

 何より、この試合のジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームの強さは恐ろしかった。

 7分に相手の出鼻を挫く先制点を決め、アーセナルが耐えしのいでいた中で前半終了間際に待望の追加点。そして巻き返しを狙う後半頭にダメ押しのゴールを決め、1点を返された中でも試合最終盤にエースがゴールを決めた。髪留めをほどき、金髪ロングヘアをなびかせた怪物FWが優勝争いを占う”天王山”の一戦を締めくくった。

 一方のアーセナルは試合を通じてほぼ何もできなかった。最初から最後まで、ほぼ完璧にホームチームの勢いに飲み込まれていた。

 なぜ、両チームの間にはこれほどの大差があったのだろうか。

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