ウタカが考える「現役最後の日」
ウタカはこれまでJリーグ通算264試合118得点(J1通算115試合45得点、J2通算149試合73得点)という数字を残している。得点ランキングという点において、頂点に立つ可能性を十分に残している。
ジュニーニョの181ゴール(2部も含む)に並ぶのは難しいが、あと1、2シーズン、体力と調子を維持できれば、ウタカは横浜FCと大宮アルディージャで活躍したゴールゲッター、イバ(82ゴール)を抜いてJ2外国人史上最多得点記録を打ち立てる可能性はある。
「毎朝起きると、トレーニングに行きたくなるんです。その気持ちが、私を支えている」、スーパーカップ後にウタカはそう語っていた。
「朝起きて、トレーニングに行きたくなくなったら、その日が最後の日だ。そんな風に感じる日があれば、それが僕にとっての最後の日になる。でも、今はまだ20ゴールを決めたいんです。そういうことです」
「J2ではまだ20ゴールを決めたい。J2で2ケタに届かなかったら、そろそろ潮時かなと思っています。でも、2桁を取り続けることができれば、問題はありません。これからも続けていきます」
ウタカは今季もその目標を余裕でクリアするだろう。今のところ、ウタカの時代が衰えることはなさそうだ。
(取材・文:ショーン・キャロル)
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