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ナイジェリア代表やベルギーリーグでも実績のあるピーター・ウタカが日本に来て、今年で9年目となる。その間、のべ7クラブを渡り歩き、リーグ戦通算118得点という素晴らしい数字を残している。39歳となってもなお、活躍し続けるための原動力は何なのか。そして、どのような引き際を想像しているのだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)
39歳になっても輝くウタカ
Jリーグファンの心を掴んで離さない外国人ストライカーは、これまでにも数多く存在した。
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1990年代にはラモン・ディアス、パトリック・エムボマ、ファン・ソンホン(黄善洪)がゴールデンブーツ(得点王)に輝き、近年ではジョシュア・ケネディ、マイケル・オルンガ、レアンドロ・ダミアンがクラブの成功に重要な役割を果たした。また、マルキーニョス、ウェズレイ、ジュニーニョのブラジル人3人は、いずれもJ1通算得点ランキングのトップ10入りしており、3人の得点数を合計すると400得点を超えている。
ゴール前での安定感という点では、ピーター・ウタカも最高クラスに位置する。
2016年にサンフレッチェ広島で19ゴールを記録したこのナイジェリア人FWは、ヴィッセル神戸のレアンドロとともにJ1得点王の称号を得た。徳島ヴォルティスに期限付き移籍した2018年も含め、彼が日本で過ごした昨季までの8シーズンで、少なくとも3試合に1得点のペースでゴールを決め続けている。
ウタカは、昨シーズンのリーグ戦でチームトップの9ゴールを挙げて輝いた京都サンガを離れ、2023年からヴァンフォーレ甲府に戻った。横浜F・マリノスに2-1で敗れた2月11日の富士フィルムスーパーカップでゴールを決め、2度目のデビューですぐにインパクトを与え、38歳と364日という大会最年長得点記録を更新している。
試合後の国立競技場のミックスゾーンでウタカは「2度目のスーパーカップで2回ともゴールを決めた」と語った。「1回目は2016年に広島でガンバ大阪と対戦して優勝しましたが、今日は2度目。明日で39歳になるからこそ、今日はこのゴールが必要だったんだ!」とも言う。