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伝説のカリスマ! ユベントスの英雄5人。デル・ピエロ、ブッフォン…歴史を作った偉大な先人たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:パベル・ネドベド(元チェコ代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1972年8月30日
在籍期間:2001年7月~2009年7月
通算成績 :327試合65得点60アシスト
主な獲得タイトル:セリエA(2回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(2回)

 チェコで最も成功した選手の一人、パベル・ネドベドも伝説の英雄と呼べる存在だろう。ラツィオでその名を欧州に轟かせ、2001年にユベントスへ加入すると在籍8年間で通算327試合出場で65得点60アシストを記録している。紛れもないレジェンドだ。

「心臓が2つある」とも言われるほどのスタミナで90分間走り続けるネドベドは、スピード、テクニックを持ち合わせる。高精度のキックによるチャンスメイクやゲームメイク、さらに献身的な守備でチームの支柱となり、1年目からリーグ優勝に大きく貢献した。翌年にはリーグ2連覇を達成すると、チャンピオンズリーグ(CL)では15試合5得点2アシストの活躍を見せ、ユベントスを決勝に導いた。しかし、準決勝で受けたイエローカードにより、ACミランとの決勝戦は出場停止。ピッチに立てぬまま優勝を逃し、涙を飲んだ。

 悲願のCL優勝こそできなかったが、ネドベドはその年にバロンドールを受賞。セリエAでは15アシストを記録するなど、飛躍の年となった。ユベントスでさらなる成長を遂げたが、2006年には同クラブのスキャンダルによりセリエBへ降格。多くのスター選手が去って行ったが、この男はクラブに留まり、1年でのセリエA復帰に大きく貢献した。その後は怪我にも悩まされたが、36歳を迎えた2008/2009シーズンまで不動の存在として活躍。同シーズン終了後にスパイクを脱いだ。

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