MF:中村俊輔
【写真:Getty Images】
生年月日:1978年6月24日
日本代表成績:93試合23得点
トルシエジャパン成績:15試合4得点
高校在学時から注目を集めた中村俊輔は、卒業後に横浜マリノス(現横浜F・マリノス)でプロデビュー。1年目にJリーグ優秀新人賞を受賞、10番を継承した3年目はJリーグベストイレブンに初選出されると、2000年にフィリップ・トルシエ監督の下で日本代表デビューを果たした。しかし、同監督の下では代表に定着することができなかった。
時期尚早だったわけではない。代表デビューを飾った2000年には、最年少となる22歳でJリーグ最優秀選手賞と日本年間最優秀選手賞を受賞。実力は既に日本トップクラスだったと言えるだろう。しかし、2000年2月に行われたカールスバーグカップでデビューを飾って以降、代表でピッチに立った回数はそれほど多くない。2001年に行われたコンフェデレーションズカップメンバーからは落選となった。
代表では不慣れな左サイドに入っていたため、クラブ同様の活躍は見られなかったが、中村の日韓ワールドカップ出場を期待した人は多かったはずだ。しかし、代表メンバー23人から落選。初のワールドカップ出場とはならず、多くの人から期待された同選手の活躍を見ることはできなかった。