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争奪戦必至!? 夏の移籍市場、お買い得選手10人。市場価値100億超えの逸材にあの日本代表も

シリーズ:お買い得選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:エバン・エンディカ(フランス/フランクフルト)


【写真:Getty Images】


生年月日:1999年8月20日(23歳)
22/23リーグ戦成績:26試合1得点0アシスト
市場価値:3200万ユーロ(約44.8億円)
主な移籍先候補:マンチェスター・シティ、トッテナム、ローマ、バルセロナ

 フランスの首都パリで生まれたエバン・エンディカは、13歳でオセールの下部組織に加入。そこから順調に成長し、17歳でプロデビューを飾った。そしてトップチーム昇格からわずか1年後にフランクフルトに移籍すると、1年目から主力として活躍し、アクラフ・ハキミ(当時ドルトムント所属)らと共にブンデスリーガにおけるルーキー・オブ・ザ・シーズンの候補に名を連ねた。

 エンディカはそれ以降も最終ラインに欠かせぬ存在として、ヨーロッパリーグ(EL)制覇などに貢献してきた。192cmと大柄で強靭なフィジカルを持っていることはもちろん、巨体からは想像できないほどのスピードもあるため、あらゆるタイプのFWに対応可能。また、足元の技術も非凡であり、希少な左利きと魅力が多い。フランクフルトで重宝されてきたのも納得がいくだろう。

 そんなブンデスリーガ屈指のDFは、契約満了に伴い今季限りで鎌田大地と共にフランクフルトを去ることが確実視されている。3200万ユーロ(約44.8億円)の市場価値を誇るだけでなく、現在23歳とさらなる伸びしろ十分で、かつ能力も高い選手を移籍金なしで獲得できるのは、他クラブにとってみればまたとないチャンス。果たしてどこが争奪戦を制すのか、今後の動向から目が離せない。

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