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争奪戦必至!? 夏の移籍市場、お買い得選手10人。市場価値100億超えの逸材にあの日本代表も

シリーズ:お買い得選手10人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:アレハンドロ・グリマルド(スペイン/ベンフィカ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1995年9月20日(27歳)
22/23リーグ戦成績:28試合2得点10アシスト
市場価値:2500万ユーロ(約35億円)
主な移籍先候補:バルセロナ、ユベントス、ニューカッスル、アーセナル

 バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったアレハンドロ・グリマルドだったが、2015年に当時のルイス・エンリケ監督を批判したこともあり、トップチームで出番を得ることはなかった。それでも2016年に加入したポルトガルの強豪ベンフィカでは、不動の地位を確立。現在は2500万ユーロ(約35億円)の市場価値を誇るなど、欧州屈指の左サイドバックとして知られている。

 DFではあるが、グリマルドの特徴は攻撃面にある。とくにクロスのクオリティーに関しては、並み居るSBの選手の中でもトップレベルと言っていいだろう。単純にキックのブレが少ないことはもちろん、クロスを上げる前に中の状況確認を怠らないのが素晴らしいところ。そのため、この男のクロスはゴールに繋がりやすい。今季リーグ戦でもすでに2桁アシストを記録している。

 そんなグリマルドは、今季限りでベンフィカとの契約が満了を迎える。27歳と決して若くないとはいえ、欧州トップレベルで長く活躍している即戦力級をフリーで手に入れられるのは、他クラブにとって大きなポイントだ。実際、グリマルドには古巣バルセロナやアーセナル、ニューカッスルなど、かなり多くのクラブが興味を寄せているとされている。

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