三笘薫 最新ニュース
FAカップ準決勝、ブライトン対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間23日に行われ、PK戦の末に後者が勝利をしている。マンチェスター・ユナイテッドは延長戦を含めた120分間でゴールが生まれない展開の中で、崩しのカギを握る三笘薫をどのように封じたのだろうか。(文:安洋一郎)
ブライトンはFAカップ準決勝で敗退
【写真:Getty Images】
今から遡ること40年前の1983年、ブライトンはクラブ史上初のFAカップ決勝に辿り着き、マンチェスター・ユナイテッドと対戦した。しかし、結果は0-2の惨敗に終わっていた。
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それから40年越しに得たリベンジの機会。今回はFAカップ準決勝での対戦だったが、“因縁の相手”であるマンチェスター・ユナイテッドに対しての気合は、ウェンブリー・スタジアムに駆けつけたサポーターの熱気からも十分に伝わった。
試合は90分間、そして延長戦120分間でも0-0と決着はつかず、どちらが決勝に進むかどうかはPK戦に委ねられた。両軍全員が成功する中、17歳からブライトン一筋でプレーするソリー・マーチが失敗。続くマンチェスター・ユナイテッドのヴィクトル・リンデロフがPKを決めたため、ブライトンはまたしても“赤い悪魔”にFAカップの大一番で敗れてしまった。
ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が試合後に発した「ペナルティではいつも、勝利にふさわしくないチームが勝者になる」という言葉通り、PK戦での勝敗の要因は本来のチームの強さとは深い関係がない。
となると、この試合の敗因はゴールを奪えなかったことにある。この試合まで9試合連続でゴールを決めていたブライトンは、なぜ無得点に終わったのだろうか。