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リスクが高い? 10代で欧州移籍した日本人選手5人。その後どうなった? 海外挑戦した逸材たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

伊藤翔

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【写真:Getty Images】

生年月日:1988年7月24日
移籍時期:2007年1月(18歳)
移籍:中京大中京高校→グルノーブル(フランス)

 恵まれた体格とスピードを武器に、伊藤翔は中京大付属中京高時代のエースとして活躍し、高校3年生の時にはアーセナルに練習参加した。当時から大きな注目を集めていた伊藤は、高校卒業直前の2007年1月にフランス2部・グルノーブルに加入している。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督から「ティエリ・アンリを彷彿とさせる」と称されたが、結果的にその看板が重荷になったのかもしれない。負傷で離脱したこともあり、グルノーブルではトップチームのメンバー争いに絡むことができず。3年半でリーグ戦の出場はわずか5試合、わずか78分の出場時間に終わった。

 22歳の誕生日を前に、伊藤は日本でプレーすることを決めた。清水エスパルス、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズという歴史あるクラブでプレーし、2018年にはYBCルヴァンカップで8得点を上げて得点王に輝いた。和製アンリと呼ばれた大砲は今年で35歳となる。欧州ではチャンスに恵まれなかったが、その経験は今までのキャリアに活かされているのではないだろうか。

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