MF:長谷部誠
【写真:Getty Images】
生年月日:1984年1月18日
日本代表成績:114試合2得点
ジーコジャパン成績:3試合0得点
藤枝東高校卒業後に浦和レッズへ加入した。1年目はカップ戦1試合のみの出場に留まったが、2年目に入ると出場機会が大幅に増加。在籍3年目となった2004シーズンには主力に完全定着し、浦和の2ndステージ優勝に貢献。個人としてはヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)・ニューヒーロー賞を受賞、さらにJリーグベストイレブンに選出と、大きく羽を広げることになった。
その活躍が認められ、長谷部誠は2006年2月シリーズで初めて日本代表に招集されている。同月11日に行われたアメリカ代表戦でデビューを果たすと、同22日のAFCアジアカップ予選のインド代表戦ではフル出場を果たし、6-0の大勝に貢献。ドイツワールドカップメンバー発表直前の親善試合でも出番を得ており、W杯本大会出場への望みをわずかに残していた。
しかし、当時の日本代表の中盤は層が厚かった。長谷部と同じボランチのライバルだけでも中田浩二、遠藤保仁、稲本潤一、小野伸二、福西崇史といった豪華な面々。さらにジーコ監督は技術力のある中田英寿もボランチとして起用していた。そのため、浦和で確かなパフォーマンスをみせていた長谷部だが、ドイツW杯メンバーからは落選。その後しばらく、日本代表から遠ざかることになった。