あまりに不用意だったミス
アーセナルは前節ウェストハム戦でもミスから失点を喫していたが、この悪い流れを今節も断ち切ることができなかった。
ラムズデールのパスミスは間違いなく防げたものだった。サウサンプトンの選手はアーセナルの守護神に対してプレッシャーを掛けておらず、至近距離からパスコースを限定していたわけではない。あまりに不用意なミスだった。
そして14分にハーフウェイライン付近でパスをカットされてからカウンターを食らうと、セオ・ウォルコットの巧みなオフザボールの動きから追加点を奪われた。
その後、アーセナルは前半に1点を返すが、後半からシステムを[4-4-2]から[5-3-2]へとシステムを変更したサウサンプトンの思惑にハマる。
このシステム変更は先制点を決め、2点目のアシストもしていたアルカラスを下げて、CBにリャンコを投入するものだった。絶好調のアルゼンチン人MFをベンチに下げることは攻撃面でリスクがあったものの、後方のスペースを埋めて、カウンターやセットプレーで追加点を狙うことは理にかなっていた。
そして66分にコーナーキックからサウサンプトンに待望の追加点が生まれている。この得点にもアーセナルのミスが関わっていた。